Perlの学び方の現状に関するアンケート結果の簡易レポート

こんにちは。id:kfly8です。

先日、Perlドキュメントワーキンググループの一環で、Perlの学び方の現状に関するアンケートを行いました。回答にご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。今後、いただいた情報を元にワーキンググループの活動をしていければと思います。

この記事では、その内容をまとめて報告します。

基礎情報

有効回答数は35件で、うち71.4%の方が現在Perlを書いていただいている方でした。サンプル数としては心ともないため、参考情報としてみていただければと思います。

Perl を初めて学んだとき、インターネットと書籍を組み合わせている方が51%

このアンケートでは、Perl を初めて学んだとき、インターネットから学んでいる方が77%、書籍から学んでいる方が69%いました。利用しているコンテンツの種類は1種類だけでなく、2種類以上組み合わせてるケースが多く、インターネットと書籍を組み合わせている方は51%でした。

Perlを初めて学んだとき、どのように学んだか?

学ぶとき、いくつのコンテンツを利用したか?2種類以上利用しているよう。

インターネットと書籍を組み合わせている方が約半数

Perlを学んだとき、難しいと感じたものは?

Perlを学ぶ時に、「環境構築、Perlのオブジェクト指向、Web開発」などの技術トピックで何が難しかったか質問をしました。回答は「難しいと感じた覚えがない」「難しかった」「非常に難しかった」「学んでいない」から選択する形式で、集計では左から「0点、1点、2点、除外」とラベリングしました。

すると、次の表のとおり「Perlのオブジェクト指向」「リファレンス」が難しいと感じている方が多いことがわかりました。

Perlのオブジェクト指向、リファレンスを学ぶのが難しかったという回答が多かった

技術トピックごとに関連を見ると「環境構築、変数の概念、関数の概念、配列の操作」といったトピックを難しいと感じている方たちと「Perlのオブジェクト指向、正規表現、Web開発」が難しいと感じている方たちで分かれているように見えました。これは、感覚的には、プログラミング初学者関連のトピックとWeb開発関連トピックで分かれていると解釈しました。また、この2つの集団どちらも共通して、「リファレンス」「ターミナルやエディタの操作」といったトピックで難しさを感じていそうです。

トピックごとの相関

Perlのコードを書く際にわからないことがあった時、88.2%の人はインターネットをよく利用する

ここまではPerlの学びはじめを想定した質問でしたが、ここからは現在の状況を伺う質問です。

Perlのコードを書く際にわからないことがあった時、88.2%の人はインターネットをよく利用すると回答しました。 具体的にどういったインターネットサービスを利用しているか集計をとると、「perldoc」「metacpan」「検索サービス」が上位を占めていました。

Perlを学ぶためにあったら良いと思うことは?

Perlを学ぶためにあったら良いと思うことを自由記述で回答してもらいました。複数人から言及のあったトピックは「リファレンスに関する初学者でもわかりやすい入門記事」「最近のPerl、今のベストプラクティスがわかる記事」「Tour of Go、TypeScript playgroundのようなその場で試して、学べるサービス」などがありました。サマリーは次の表の通りです。

Perlを学ぶためにあったら良いと思うことのサマリー

最後に

改めてアンケートにご協力いただいたみなさん本当にありがとうございました。今後の活動のヒントにしていきます!