プログラミング言語"Perl"の商標登録について

一部の方はすでにご存じの通り、先日 "RUBY"や"OPENSOURCE"などの商標登録が出されていた他、"Perl"および"パール"の商標登録がプログラミング言語Perlの開発およびコミュニティと全く関係のない法人(テラ・インターナショナル)により出願され、受理されてしまっていることが発覚いたしました。
 
Japan Perl Association (JPA) としては本件に関して法的な対応をするかどうかを含め検討中ですが、取り急ぎ現実的にプログラミング言語「Perl」を日常的に使用されている皆様に向けて現在の状況とそれに対してどのように対応するべきかJPAとして調査した結果をお知らせいたします。
 
まず プログラミング言語「Perl」を自社製品、サービスに対して使用することについてはなんの問題もございませんし、それを使って作られた製品を使用・開発することに対して使用料等が発生することはありません。これからも安心してプログラミング言語「Perl」をお使いいただけます。
 
また書籍等のタイトルの一部、出版物等のタイトルや記述の一部にプログラミング言語の名称として「Perl」または「パール」という文字を使用することは自由であり、本件商標によってそのような使用が制限されることはないと考えています。
 
気をつけるべきは会社名や製品名、名刺や看板に"Perl"という単語をそれだけで載せているような場合です。このような場合には前記法人が権利を主張する事が可能となる場合がございます。
 
もし万が一プログラミング言語「Perl」を出版物や製品等で使用していて上記テラ・インターナショナルおよびその関係者から商標権の侵害等に関しての連絡が来た場合は一度JPA (info at perlassociation.org) までご相談ください。
 
繰り返しになりますが、プログラミング言語「Perl」を使用することに関しては一切の問題はございません。これからも安心してPerl言語をお使いいただけます。
 
本件に関してご意見・ご相談等ごさいましたら、お気軽にご連絡ください。